Aを持参して御来店下さったのは、栃木県の50歳前後のショートヘアの御方。「ダイヤの婚約リングを、ヘッドにしたい・・・」というご要望で、当社のオリジナルの見本を色々見て戴いた。「この様な感じにして下さい・・・・」と選んで下さったのは、当店がイヤリングとして開発した製品で、前面は写真に近い形であるが、薄平らであった。
当初ダイヤのみの御希望であったが、もう少し存在感の強い物でも十分やりこなせるような雰囲気をお持ちなので、失礼ながらも、ご職業や常時使用なさる時の服装等をお伺いし、売却のリングからはずす"ルビー"を使うあても無いというので、チェーン通しの上に使用する事をお勧めした。
Bを持参して御来店下さったのは、千葉県の30代の利発でさっぱりした感じの御方。「自分の使用していたパールヘッドと母から貰ったリングで何かを・・・・」と相談下さる。メキシコオパールはヘッドになさった方が・・・・とアンティークな香りと可愛らしさのある枠をお作りし、ただパールをぶら下げただけのものであるが個性的な物となった。
出来上がりを見た方々、ご依頼の時はいくら丁寧に説明しても「想像できなかった」と、どなたも同じ事をおっしゃる。