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お嫁さんへの感謝をリングに込めて(2005年3月)

  

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 「おばあちゃんが残したものと、自分で買ったものを合わせて、嫁にプラチナのリングを創って上げたいのです・・・」とN様が来店下さった。
 
 N様の御子息夫婦は学生結婚だそうで、若かった為に、お嫁さんのご両親から反対され、とうとう結婚式を上げず終いだったという。わたしには、あのなつかしい「神田川」というフォ-クソングが聞こえているかのように感じられた。
 
 ご一緒に、30歳半ばという健気なそのお嫁さんに似合いそうな、"お互いに支え合って生きましょう"というデザインコンセプトを基に考えた結婚リングを選び出した。そして、なおも"果たして彼女が喜んでくれるかどうか?"と心配する息子の母親は言葉は続けた。「お嫁さんはね、学者の道を選択した息子を、パートで働きながら、ずーと支えてくれているのよ・・・」
 
 しみじみ語る口調には、都会に住む息子夫妻を毎日想い、心配し、嫁に対する感謝の想いに溢れて、同年輩の私の心にもこの想いは共鳴した。"どうか、このプラチナリングがお嫁さんを喜ばすことが出来ますように!"祈りはまだ続いている。


オリジナルジュエリースタジオ-工房ゆりーこ