2011年に創って頂いた婚約リングと、2012年に創って頂いた結婚リングを合わせて・・・、もう少し太目のリングにしたいとのご要望。 ご予算をお聞きし、｢2g 位プラチナを足して、横幅だけでなく高さを付ければ、この先ずーっと使えますよ」とお答えする。

御自分の使ってらしたものと、亡きおばあ様が使ってらしたものを一つにして毎日使いたいというご希望で、ご主人様とご一緒にご来店。 ､ 毎日使いたいということで、ダイヤだけでお造りする事にする。オリジナルのデザインを描き、手造りである。残った地金は引き取らせていただいた。

リフォームNO 2022028の結城市Ｙ様の、残ったパール玉３個のリフォームを引き続きご依頼下さり、このデザインをお勧めした。
これもSV925のメッキ掛けである。お預かりの３個のパールは、全部もう使うことのない留め金具の真ん中に付いていたもの。
当初留め金具の売却を依頼されたのだが、パール玉は売却の対象とならず、地金のシルバーだけの金額にしかならないのでもったいなく、手造りのリフォームをお勧めした。

マベパールのヘッドとイヤリングの枠がK18の為、｢結婚リングでpt900枠を溶かして作り変えたい！｣というご希望。
早まって職人さんに出してしまい、写真が石無しになってしまった。
このK18のから枠はプラチナ2､84ｇでは足りなかったので売却した。
クォーツの枠はSV945のメッキ掛けである。全部シンプルなデザインで飽きがこないどんな洋服にも合うことをめざした。
お預かりのパール連は、パール3個--SV玉3ｺ--パール3個の連続で組まれていたので、首に馴染まず使われなかった。
残っていた11個の玉も生かして首の曲線に馴染む様に組み替え、奇数でないと中心が曲がってしまうので、1個ははずすことにする。

「細い結婚指輪をつくってしまったので、もう一本創って2本にしたい！」みたいなご要望でご来店。
しかし、｢男性としては指輪の重ね付けはやりたくない！････」という本音も聞いてお二人と共にあれこれ考え、2本とも溶かし地金を足して太い指輪に蘇らせることになった。

NO 2021062のＭ様の実の妹様から送られたという品々をお預かりし、デザイン画を見て頂き着手となりました。
若かりし頃にお買いになられた品々というので、お預かりの物からは好みなど窺えず、現在のお姿お人柄にふさわしくしなければと思い、Ｍ様の携帯に入っていたお写真を見せて頂きました。
おおらかで少々のことでは揺るがないであろう印象を得て後、デザイン画を完成させました。
地金は全部持ち込みでした。

お母様から｢もう使わないから姉妹２人で使うようにと頂いた････」と品々をもってご来店。
当初ブローチを作りたいとのことであった。
「ブローチはお好きですか？」と聞くと､｢使ったことが無いのでわからない」というお返事。
「使用の仕方からいうとピンクブローチの方が使い易いかも･･･」と、店内のものをお見せする。
「では相談してみます」ということで、再びご来店。
イヤリングとしてお使いだった大きなブラックパールは、ピンクブローチには適していた。
指輪からはずしたダイヤも一つも残さずに使い切った。

美しく優しい色「クンツァイト｣がお好きというＭ様、手持ちのプラチナをかき集め指輪とヘッドを創りたいとのこと。
お使いだったドロップ型の指輪枠はシルバーなので売却する事にし、プラチナが足りなそうであった。
指輪のリング部分だけ金にすることをご提案。
金のリングに留めてあった青のサファイアが、石の優しいピンク紫を引き締めるのにふさわしく思え、まずヘッドのチェーンを通す部分に設置、その下と指輪の両脇中央に同じ色気の小ブルーを置いて指輪とヘッドの融和を図る。
そして指輪とヘッドのその下は、薄いブルーサファイアから徐々に薄いピンクサファイアへ移っていくというデザイン画をお見せした。

御自分で気に入ってお買いになったという､トルコ石の指輪と片側しかないイヤリングをご持参下さり､喜ばしそうにおしゃった。
「孫が来年成人式を迎えるので、丁度誕生石だしオシャレな子だから似合うと思って､みせたのよ！そうしたら喜んで"欲しい"といってくれたの！！」
という事で､イヤリング片側の小さなトルコ石で二十歳代の女性が使えるヘッドを創ることに。
大きいトルコ石の指輪を外し､その指輪のK18の地金を足して加工することになった。
デザインは"お任せ"ということなので､トルコ石の小粒を添えて大量生産とは違った雰囲気にした。
裏側（写真を撮り忘れたが....）も透かし彫りの板を張った。 胸の皮膚にピッタリ張り付いて揺れなくなるので、本物とわかり落ち着いた人柄にも見える。

Ｓ様､長年ご自分を励ましつつ、世のため人のために｢看護｣という場所で働いて下さったようで、この度は御自分への「退職祝い」に指輪を購入しようという心づもりでご来店下さったとの事。
私はつねづね、「人は皆オリジナルの人生を生きてるのだからその人の好きなデザインを身につけた方が良い」との考えを持っているので、｢今までお買いになったもので､眠っている物はございませんか？
それを生かして自分の好きなものをおつくりなれば、価格も安くて無駄を失くせますよ････。」といった。
次にお見えになった時、Ｓ様は結婚指輪を3回失くし4回購入したとかで、結婚指輪3本(ご主人様の分)と婚約指輪(スターサファイアリング）の計4本をお持ち下さった。
先ずはどの様な雰囲気を好まれるのか？当店の品々をご覧いただき、選んで頂いた。
その要所を取り入れてデザイン画を起こし、何枚か見て頂き最終的に決断して、好みに忠実なものに決められた。

Ｓ様ご夫婦の結婚リングは、もう共にサイズが小さくて嵌められないという。
この２本を使って十字架のペンダントヘッドを創りたいという。
25年位前に流行ったこの金とプラチナを張り合わせた結婚リングは、以前にもリフォームの経験はあり、その時は金とプラチナを剥がす事が出来ず、剥がれないと思ってデザイン画を描いた。
ところが、今回は一本は剥がれず一本は剥がれたので、表側はP/Kの剥がれない方で加工、裏側は剥がれた金だけで加工し、おかげで少しプラチナが残った。
チェーンは、50センチのpt850小判を工場に依頼、値引きしてお渡ししている。

保育園の送り迎えの合間にご来店というＳ様の年齢では、重量があって使いこなせないというチェーン(K18/60cm/15.13ｇ)と平打ちリング(K18/4.53g)を持参してご来店。
右薬指に嵌めるリングを創りたいとご希望なので、見本を色々試着して考える事に････。
右手用の見本は作っていないので、左用の見本を使って薬指の特徴に合った方が手に馴染んで嵌め易い事がお分かり頂けた。その形にして小指側に下がる部分に、ご家族3人の誕生石をいれることになった。
チェーンは、短くしてセーターの上になさるのであればお使いになれるのでは？と助言させていただき､42ｃｍにして残りの地金を指輪の加工に一部使用、残りは売却にする。

以前、お母様が当店のシルバーアクセサリーにダイヤを２Ｐ留めたのを頂いたらしく、今度はそのダイヤを外して欲しいとの事
結婚なさったお嫁様がおばあ様から頂いたリングは2本で、アメジストとガーネット。
アメジストの枠は白枠で使用不可。金枠は軽いながらk18で使用出来るものであった。
アメジストとガーネットをPT900枠でヘッドにしてダイヤを1個ずつ入れるという地味な課題に、価格の割に地味過ぎてしまうのでは！！という、長年デザイナーとして図面を納めていた時に要求された､「価格以上に魅せられるもの！」にするのにどうしたらいいのか、ご本人達はなにも要求されていないのに勝手に奮闘し、ダイヤの下左右に白蝶貝が留めてある。

お造りいただいたＳ様の2021039の結婚リングとセットにして使う、角度を合わせた流線形一文字のをご希望のため、結婚リングと同時進行で加工する。
おば様から頂いたリングのダイヤは､中央の3個は0.28ctで大きいので、0.25ctの残り5個を使用、大きいダイヤは返却する。
2本の預かり地金は7.74ｇあったので、ガッチリしたリングを創っても、1.62ｇ残り、それを売却した。

30年前に当店でお造り下さったＳ様、奥様が亡くなられたということで、「自分の指輪と一緒にして作り替えて下さい･･･」という。
開店5～6年のころ、手造りで創らせて頂いた懐かしい指輪だった。
奥様のご病気の話を聞かせて頂いた後､「御自分の指輪は？」と聞くと、左手を差出し「抜けなくなっている･･･」という。 外さないで生活なさっていたらしく切断機を差し込みダイヤの留まっていない部分を切った。
二本の地金合計6.22ｇ＋4.98ｇ、二本に留まっていたダイヤ８＋７個を全部使って、新しい大きな指輪が出来た。

Ｔ様、ネットで購入したという面白い指輪持参でご来店。
手創りの様で､角ルビー２個が左右にスライドする。
たぶん職人さんが「動くと面白いのでは？｣という発想で創ってみたのでは？と推測してみた。
Ｔ様も同じく「動くと面白いのでは？｣と購入したが、「なんせ手を動かす度にカタカタとうるさくて、真ん中に石を入れたくなったの････！」「主人に言ったら､このダイヤ出してくれたの。
前に買っておいたのを忘れていたらしいわ･･･」と、上質ダイヤも持参。
ついでにチェーンを短くする直しも受注。
やはり、中央の欠けはデザイン的にも不完全でつまらない。
しかし後から中央に石枠をセッティングするには相当の熟練した職人さんでなくては恐くて出来ない。

Ｋ様、１０年位前にリフォームや修理などさせて頂いた方だが、妹様に当店をご紹介下さり、車で連れてきて下さった。
その妹様のご依頼が、｢娘達が使えるようにピアスにしたい･･･」だった。
妹さまのピアスのリフォームを取りにいらした時もご一緒で、出来上がったピアスを見て、祖父様から頂いた指輪をピアスにリフォームなさった。

先月、｢娘達が使えるようにピアスにしたい･･･」とのご依頼で加工したピアスをお渡しする際、｢ピアスを使う方にご相談してみて下さい････」と申し伝えていた。
｢このデザインは年齢を重ねても使えるものですから、お若い方だったら後ろの部分だけで、小さいピアスがもう一つ出来ます。
実際になさってみてお考え下さい」と。
しばらくして、｢１組はそのままで、１組は２個に分けたい･･･」という事になった。

ご夫婦の指輪を「娘達が使えるようにピアスにしたい･･･」とご依頼頂いた。
そのリングは、一時流行ったコンピューターカットのK18とPT900のを貼り合わせたもの。
「娘は"金の玉みたいのがいい･･･"と言っていたのですが、出来ますか？」とのこと。
「このK18とPT900の貼り合わせを開くのは難しいので、単純にこの様にすれば工賃も安く出来ますよ･･･」とスケッチをしてお見せする。
同じ物２個で良い、と言うことで決まった。

ご主人様から「結婚15周年になるのですが、ご相談が･･･」と電話頂く。
日曜日、15年前当店で受注下さった指輪を持参でご家族とご来店。
当時"特許取得"したばかりの上も下も同じになっている斬新なデザイン。
お二人は「スノーボードをやっていた･･･」とかで"雪の結晶"を彫り、奥様の方はメレダイヤが留めてあった。
記録を見ると(Ｍ)の＃13.3と(Ｓ)の＃9.5で受注。
お二人共10キロ増で、嵌めれないという。
「安く作り替えて上げる方法は？」と考えている内に「はっ！」と気づいた。
ご主人の方だけ上下を半分に切り、それを２本の上にし、奥様の(Ｓ)のほうは溶かして2本の下方を普通の幅にすれば､(Ｍ)の＃15.3と(Ｍ)の＃12.0ができる。
ご主人様の希望で奥様の方には0.1ctのダイヤを留め、ご主人様の方には奥様とお子様の願いをメレダイヤに込め、クローバーで囲んだ。