pt900の甲丸リングを失くしてしまったというＡ様、常になさっていたのですぐ造りたいと言う。 指サイズも大きいので重くなる。幅４ミリ、８グラム位のご希望。

御守りをpt900で創りたいという。好みの寸法を描いていただき、鋳造用のワックスを使って私が作ってみる。 そのワックスからPT900で創った場合の重さを割り出すと、20ｇ前後でできる事が分かった。 加工は手造りで、文字はコンピューターで依頼した。

Ｔ様､「小指リングを創りたい･･･」という。シルバーで創った当店のオリジナルの見本をアレコレ見て嵌めていただく。
サイズ7の表面太めのものを気に入って下さる。が、この太さでPT900地金込みでの加工は、PT900が12ｇ位かかってしまうので高額になる。
もう少し軽いものがご希望、ということで「９ｇ以内で創りましょうか？」とご提案。
75%のデザイン画を描き９ｇ弱で仕上げ、ご主人様・長男様・次男様の誕生石を入れた。

スマホの中の指輪を見せて下さりながら､「この指輪、ゆり～こさんのとこならもっと安く出来るな～と思って来たんだけど・・・！」とご来店。
ただの甲丸リングにアクアマリンが３個留まっているもの。
成る程､｢お客さまも徐々に分かって来るんだな～」と思いつつ、｢でも今は地金が高いので何グラム使用するか？で大きく違うからね～」とお答えする。
貴金属は､何百年どころか永遠に持続可能なもの。
数万の差をいとわなければ、「ずーと好きでいられる様なものを創って欲しいなー！」と想っているので、当店のオリジナルで、アクアマリンを使っているものを色々見て頂いた。
「うわー、これお洒落ね～！！」一目惚れ下さったのに決まる。
片側アクアマリン５個、反対側ピンクトルマリン(ご主人様の誕生石)５個入り、PT900は11.78ｇ使用で６万位の違いであった。

10年前の結婚時期、指輪を当店のデザインを選んで下さったＮ様。
その指輪に「セットして使える指輪を創りたい！」と再びご来店。
Ｎ様たちは体重も変わらないらしく、サイズも変わっていない。
そのPT900の指輪を預かり、セットで使えるK18のリングを創ることに・・・。
嬉しくて精一杯サービスした。

舅・姑様も交えたご家族で飲みにいらっしゃる････という幸福な家庭のお嫁様、｢結婚20年になります！」と言ったら、｢記念に指輪を創りなさいＯＯ万だすよ！」と姑様から言われたと仰る。
中指になさりたいご希望なので、サイズ18前後の当店の見本を見て頂き、好みを把握する。やはりお人柄から受ける印象とお選び頂いた物の印象が一致して、物事にこだわらないおおらかな方だと見受けられた。
一週間の時間を頂き、中央の宝石を幸福の象徴イエローダイヤ(正方形)に決め、大体の構想は出来た。
幸福の脇石は優しいご主人とお子様達、それを何の宝石で表そうか考えると、やはりイエローダイヤだと思えた。お子様達はまだ無色だけど幸福は幸福を呼ぶだろう！！

若かりし頃、婚約・結婚リングを受注頂いた０様、お母様から頂いたので････と、K18リング４本合計17.84ｇ・K18チェーン8.58ｇご持参、妹様と娘様もご一緒に、意向をお聞きしながら「何を創るか？」を決めさせて頂きました。
妹様は､k18のチェーンと、チョット彫りが残っている細目のリングがサイズ上ピッタリでお似合いなので、新品仕上をするだけに・・・・。
O様のご希望は､「毎日嵌めてられるリングを使りたい･･･」ということなので、毎日嵌めてらっしゃる､ご主人様のダイヤ(タイタックに付いていた)をリフォームした指輪にセットにして使えるよう、K18のみのシンプルなものをご提案・・・・。
数日後Ｏ様が再びご来店。昔ご自分で買ったという指輪を持参、残りの地金と一緒にして右手に毎日嵌めてられるものを創りたいという。
「では、前回リフォーム時返却の、ベビーリングについていた石（3種類）お持ち頂いて、生かしましょう！！」ということに････。

ハートをモチーフにヘッドを創られたＴ様、結婚リングもヘッドに合わせてオリジナルにしたい･･･」とご希望！。
ご主人様も気に掛けないで嵌めれる様、(小さな悦びになびくようなハート)を手加工で結婚指輪にロー付けした。