多くのリフォーム依頼の方々との出会いから、貴金属の品々が使えずにしまわれている原因が、大方『デザイン』にあるのに気付き、50歳を過ぎてからの私は、30代半ば、月に100枚ものデザインを、寝ずに描き続けていた時のように、机上でデザインを考えることはしなくなった。
『リフォームなさりたい理由は?』の問いに?デザインが古い?爪が引っ掛かる?年齢にそぐわなくなった?指輪がぐるぐる回ってしまう?指輪はしないから、(逆にヘッドを指輪に)等、返答は同じ類で、確かに'目'にその通り'見える'。
だから一言でいえば、リフォームは『似合わない物を似合うようにすること』だと言い切れよう。
『似合うもの』は身につける方の生き方や人柄等、「見えない部分」を他の人に「観せる」から不思議である。
写真のAとBは、謙虚・個性的・おしゃれなお二人方のリフォームである。