また、歌を習う機会を得た。気がつくと合唱団を辞めてから10年もたっていて肺活量も腹筋も衰え、声がでない。しかし練習日が月一回という事、その日が水曜日(定休日)という、誠にグッドタイミングな条件に、主人の没後3年間コマネズミの様に動き続けてきた私に、「少し楽しい時間も持ちなさいよ・・・!」という優しい神・あるいは亡き夫のお奨めの様に感じて、少し離れた地"上尾"でシャンソンを始めた。
このご縁は、たまたまお習いになっている方がリフォ-ム依頼で御来店、美しいお手紙で再度お誘い下さったお陰で、素晴らしい仲間に出会い、新しい空気が私の人生に流れ入ることとなった。
写真(before)は「母から貰ったものだけど・・・」「使えるデザインに・・・」と語る先生の品々である。
底抜けな明るさ、舞台で歌い、生徒の為にピアノを弾き続け、作曲をし、絵を描くというめったに無い才能の持ち主で、60歳代なのに40歳代にしか見えない。「先生の絵はどれも、多くの人間が満ちていますよね?」「私は人間が大好きなのよ!!」"とことん世俗的"とおっしゃる
太陽のような明るさに現実的な力を組み入れたデザインを考えた。