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お母様の形見を姉妹で分け合って・・・・(2012年8月)

  

 

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お子様が来年入学する・・・という30 歳前後の若いご婦人が来店。このデザインは、当社にとっても初体験であり、緊張しながらもワクワクする加工で、ご縁に感謝している。


紫色のアメジストと黄橙の水晶が石留めしてあるリングを2本持参して、「生前の母のものですが、普段使える様になりますか?姉の分と私の分2つつくりたいのですが・・・」と。

「何を創ったら、お二人は普段に使うでしょうか?」とお聞きすると、「わからない」という。「二つの宝石をひとつずつ分けて使用するのですか?」とお聞きしても、「わからない」と微笑み、「何も考えないで来ました!」という。

”子育て中の年代ならば、宝石は馴染みの無いもの、致し方ないな-”と合点し、「一緒に考えましょう!」という事に。


まず指輪の真横から宝石の高さを、真上から大きさを確認して頂き、"指輪としての普段使いは年齢的に無理"な事に納得頂く。そして急に出てきたアイディアをスケッチしてみた。

「これなら普段に気兼ねなくつかえませんか?」すると、にっこり頷いて下さった。


オリジナルジュエリースタジオ-工房ゆりーこ