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自分に似合うものでなければ・・・・(2012年11月)

  

 

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「リフォームしたい・・・・」とお持ちになったのは、どんな洋服にも合いそうなシンプルな黄水晶のヘッドと、上質なダイヤが使用されている三重のエレガントなヘッド、その他ピンブローチやルビーのリング等、デザインが古い訳でもない、普通の品々だった。

「もったいないですね!」と言うと、「そうなの、東京までいってリフォームしたけど一回も使ってないの・・・・」成る程、この方は”普通”が似合わない事をご自分で分かっている。この"心の中の美意識に合わせること"が、デザインを決める"最重要点"と気づいたのは私が50 代に入る頃であった。


60 代後半の、手の節が太くなった方の、指輪が回らないようリフォームしたモダンな指輪が、良さが理解されず、"もう一度やり直したい"と来店。その時偶然居合わせた客の「素敵なデザイン!!」「良く似合っている!!」との絶賛の言葉に美意識の変革が生じて、助けられた。


今回は、"この位の大きさに・・・"と雑誌の切り抜きをお持ち下さり、美意識をはっきり表現下さったので、迷わずにデザインを提案出来、感謝している。


オリジナルジュエリースタジオ-工房ゆりーこ