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"家族の輪"を形にした帯留め(2013年12月)

  

”家族の輪”を形にした帯留め

 

着物大好きなM様、着付けもお出来になるが、最近は仕立てまでなさるとか!勿論ご自分の着物のみでしょうが、貴重な日本人女性であり、自分のことはさて置き、「そういう女性が増えたらいいなー・・・」と外国人みたいな想いでいる。
 

ところがM様は、独自性と普遍性の両側面のバランス感覚を持って、サラッと自分の感性を行動に移す、外人みたいな貴重な女性だと、感動した。
 

今回、亡きご両親様の遺品で、「また帯留めを創りたいのですが・・・」と来店下さった時、なんと5年前にリフォームさせて頂いたトルコ石とムーンストンの帯留めに革紐を通して腕に巻いてきた。その粋な使用方法は、誰にも発想させるものではなく、誰にも出来るものではない。しかも今流行りの天然石のブレスレットと一緒で、「高級なものと人に思われないように・・・・」と微笑んで言った。


今度はマベパールとダイヤと母上様の指輪から外した黄水晶の組合せである。「家族や親族が仲良く暮らしている様な丸い感じにまとめてください・・・」とのご要望、18金でお造りする事となった。「前回のとはまるで違う雰囲気に・・・・」と、頼む方も頼まれる方もワクワクした気分でリフォームはスタートした。

有難いお仕事は、金の分量を必要最低限に押える工夫は伴ったがタノシカッタ!!

 


オリジナルジュエリースタジオ-工房ゆりーこ