ペンダントヘッドを予算10万位でプラチナで創りたいとご来店。見覚えのあるお顔だった。
「どの様なデザインになさいますか?」と店内にある当店のオリジナルをお見せしているうちに、ご自分のオリジナルの形に気付いたのでしょう。
「六角形の中に星を入れて下さい...!」
「13年前、こちらで創って頂いた婚約リングは六角形の中にダイヤを入れて貰ったんです!」と。
その言葉に、私も見覚えのある方の全貌が思い出された。
「それがいいですね!」「一緒になさったらより素敵ですね!」とお答えする。
少し時間を頂いて、大きさを2パターンで描き、それぞれの予想のプラチナ量で見積もりを出させて頂いた。
一週間後大きさを決めて頂き、星の中に誕生石のサファイアを入れることになった。
この形からは「夢と希望が与えられる」ような気がする。
星を亀甲の中に挟み込む様にしてみました。
「数年前、指輪を買った...」とおっしゃる、おぼろげながらお顔に見覚えのある方が、ピンブローチを探しに御来店。
店内の、展示しているものはK18とPT900の物ばかり...。
「私は地味な性格で、シルバーのもので十分なんです!」とおっしゃるので、「ご予算に合わせてお作りしましょう!」と沢山あるパールの在庫(お似合いそうないぶし色のもの)をお見せする。「こんな色のパール、初めて見ました!好みです!」とおっしゃって下さったので、ラフスケッチを描きながら、おおよその見積もりを出した。
「その位で出来るなら、創りたい...」とおっしゃるので、「針と、針を留めるキャッチの価格を調べてから、より正確な見積もりをお知らせします...」とお答えする。
月曜日、金具の仕入れ価格を調べてお電話し、創ることになった。